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- 令和4年11月定例会
- 12月6日 本会議 一般質問
- 磐田の底力 柏木 健 議員
1 土地制度、人口減と2025年問題について
(1)市街化調整区域において早いスピ-ドで高齢化と少子化が進んでいるが、市の考える今後の市街化調整区域の在り方について伺う。
(2)市街化調整区域とは都市化を抑制し農業の振興を目指す地域であるが、後継者も無く農家人口も減少し、農地の管理に苦慮しているとの相談を多々受ける。また、調整区域の自治会は少子高齢化と人口減が顕著で今後は自治会活動の存続も厳しくなることが予想される。そこで、市として、そもそも市街化調整区域の人口は減ることを前提として施策を考えているのか伺う。
(3)豊田町駅や御厨駅の周囲には駅への徒歩圏内に市街化調整区域が存在しているが、市街化区域への編入について市の考えを伺う。
(4)旧磐田市街の中泉や見付地区では道が狭く、土地利用の障害となり宅地の買手がいない、また、家屋の建築が出来ないケースがある。そこで、市の考える旧磐田市の市街地の在り方について伺う。
(5)以前の質問でも取り上げているが、晩婚化、未婚化及び独居化は人口が増えない大きな要因である。また市長は「出生数」に注目していると答弁されているが、それを踏まえ以下伺う。
① 晩婚化の理由は主に女性の社会進出、経済的事情、都市化の3つにあると言われている。厚生労働省の人口動態統計によると平成の始まった1989年夫の平均初婚年齢は28.5歳、妻は25.8歳だったが、2021年(令和3年)には夫が31.0歳であり、妻は29.5歳とのことである。しかし、女性の社会進出による晩婚化は、国家や市の経済の発展に欠かせないと考えるが市の見解を伺う。
② 総務省統計局によると1970年の生涯未婚率は男性1.7%、女性が3.3%であったが2020年の生涯未婚率を算出すると、男性25.7%・女性16.4%という結果になった。この傾向は今後も増えると予想されている。また2020年の婚姻件数52万5,490組に対して離婚件数19万3,251組となっている。結婚や離婚は個人の自由であるが、市としての、この傾向と少子化に関する所見を伺う。
③ みずほリサーチ&テクノロジーズによると2015年日本には1,842万世帯の単身世帯がおり、総人口の14.5%が独居だったのが国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によると、2030年には、単身世帯数は約1割増加して2,025万世帯となり、総人口の17.0%を占めるとみられている。この独居化の傾向は全世代において上昇していくが、2030年には20代の単身世帯は、少子化の影響を受けて男女共に減少し、その一方で、2030年に男性では50代の単身世帯が2015年の1.3倍になり、80歳以上の男性でも単身世帯は大きく増加し、2030年は2015年の約2倍になるとのことである。女性でも単身世帯が最も多いのは80歳以上となり、258万世帯にのぼると推計されている。これは2015年の1.6倍である。50代女性においても、単身世帯は15年の1.5倍になるとみられている。まさに2025年問題と言われている現象である。そこで、市として独居化と人口減をどのように考えているのか伺う。
④ 子育て支援を充実しても、その子育て世代が減少し、土地制度の障壁、2025年問題等の急激な社会変化もあるが、市としてどのように出生数や人口を増やしていこうと考えているのか具体的に伺う。
2 円安と産業について
(1)市内の観光やイベントについて
① いよいよWITHコロナの下で国の全国旅行支援や県のしずおか食べトクキャンペーンが開始し、外国人の個人観光旅行も解禁されたが、市として国内外の観光客の受け入れについて、どのような準備をされてきたのか伺う。
② 元ゴールドマン・サックスのアナリストのデービッド・アトキンソン氏は著書『新・観光立国論』の中で、「観光大国」になるための条件として、「気候」「自然」「文化」「食事」の4つの条件を挙げている。国内の観光地と比べて磐田市は温暖な気候は長所であるので、温泉、昭和(歴史)そして食事に民間も活用してもう少し力を入れるべきではないかと感じている。そこで市の目指す大きな観光ビジョンについて伺う。
③ 観光の中心世代はやはり65歳以上の高齢者であると考えるが、そこで市として高齢の観光客や以前にも質問した一人旅の方にも優しい観光地を目指していくのも一案であると考えるが、市の見解を伺う。
④ 私は文化歴史のまち磐田とSDGsを組み合わせた、骨とう品・蚤の市を開催し、観光の目玉としたらどうかと思う。東京と大阪、名古屋の真ん中に位置する本市の地理的な優位も利用し国内外の観光客の誘致や、SDGsに貢献する古物販売の街ができれば観光地として市内の新観光産業の創造にもつながると考えている。そこで、静岡市の大道芸ワールドカップや袋井市の遠州の花火のような市内全体のイベントを作ってみてはどうかと考えるが見解を伺う。
(2)急激な円安の進行は、エネルギーや輸入品などの物価高を招き家計を圧迫する弊害は大きいが、輸出産業にとってはメリットになるとも言われている。そこで、市内のこれからの輸出産業についてどのような認識を持っておられるか伺う。
(3)市長の公約でもあった異業種交流による新技術の創出について、どのような新産業が創造され雇用を守ることに貢献したのか伺う。
(4)市役所や市の施設は景気対策の一つの起爆剤となると考える。そこで以下伺う。
① イベントには全天候型の会場が必要であり、旧市民文化会館跡地の機能の一つに加えてはどうかと考えるが見解を伺う。
② 市民や職員の利便性を向上するため市役所の食堂を復活させ、その上で市内で飲食店を起業する複数の方に安価で短期で貸し、資金が集まれば市内で開業していただく市役所版フードコートを作り、飲食業の起業を支援してみてはどうかと考えるが市の見解を伺う。
③ 市役所の中にお店(コンビニ)を設け、名物やお土産、市役所ロビーで昼に売っているパンなどを一緒に売ってみてはどうかと考えるが市の見解を伺う。
(1)市街化調整区域において早いスピ-ドで高齢化と少子化が進んでいるが、市の考える今後の市街化調整区域の在り方について伺う。
(2)市街化調整区域とは都市化を抑制し農業の振興を目指す地域であるが、後継者も無く農家人口も減少し、農地の管理に苦慮しているとの相談を多々受ける。また、調整区域の自治会は少子高齢化と人口減が顕著で今後は自治会活動の存続も厳しくなることが予想される。そこで、市として、そもそも市街化調整区域の人口は減ることを前提として施策を考えているのか伺う。
(3)豊田町駅や御厨駅の周囲には駅への徒歩圏内に市街化調整区域が存在しているが、市街化区域への編入について市の考えを伺う。
(4)旧磐田市街の中泉や見付地区では道が狭く、土地利用の障害となり宅地の買手がいない、また、家屋の建築が出来ないケースがある。そこで、市の考える旧磐田市の市街地の在り方について伺う。
(5)以前の質問でも取り上げているが、晩婚化、未婚化及び独居化は人口が増えない大きな要因である。また市長は「出生数」に注目していると答弁されているが、それを踏まえ以下伺う。
① 晩婚化の理由は主に女性の社会進出、経済的事情、都市化の3つにあると言われている。厚生労働省の人口動態統計によると平成の始まった1989年夫の平均初婚年齢は28.5歳、妻は25.8歳だったが、2021年(令和3年)には夫が31.0歳であり、妻は29.5歳とのことである。しかし、女性の社会進出による晩婚化は、国家や市の経済の発展に欠かせないと考えるが市の見解を伺う。
② 総務省統計局によると1970年の生涯未婚率は男性1.7%、女性が3.3%であったが2020年の生涯未婚率を算出すると、男性25.7%・女性16.4%という結果になった。この傾向は今後も増えると予想されている。また2020年の婚姻件数52万5,490組に対して離婚件数19万3,251組となっている。結婚や離婚は個人の自由であるが、市としての、この傾向と少子化に関する所見を伺う。
③ みずほリサーチ&テクノロジーズによると2015年日本には1,842万世帯の単身世帯がおり、総人口の14.5%が独居だったのが国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によると、2030年には、単身世帯数は約1割増加して2,025万世帯となり、総人口の17.0%を占めるとみられている。この独居化の傾向は全世代において上昇していくが、2030年には20代の単身世帯は、少子化の影響を受けて男女共に減少し、その一方で、2030年に男性では50代の単身世帯が2015年の1.3倍になり、80歳以上の男性でも単身世帯は大きく増加し、2030年は2015年の約2倍になるとのことである。女性でも単身世帯が最も多いのは80歳以上となり、258万世帯にのぼると推計されている。これは2015年の1.6倍である。50代女性においても、単身世帯は15年の1.5倍になるとみられている。まさに2025年問題と言われている現象である。そこで、市として独居化と人口減をどのように考えているのか伺う。
④ 子育て支援を充実しても、その子育て世代が減少し、土地制度の障壁、2025年問題等の急激な社会変化もあるが、市としてどのように出生数や人口を増やしていこうと考えているのか具体的に伺う。
2 円安と産業について
(1)市内の観光やイベントについて
① いよいよWITHコロナの下で国の全国旅行支援や県のしずおか食べトクキャンペーンが開始し、外国人の個人観光旅行も解禁されたが、市として国内外の観光客の受け入れについて、どのような準備をされてきたのか伺う。
② 元ゴールドマン・サックスのアナリストのデービッド・アトキンソン氏は著書『新・観光立国論』の中で、「観光大国」になるための条件として、「気候」「自然」「文化」「食事」の4つの条件を挙げている。国内の観光地と比べて磐田市は温暖な気候は長所であるので、温泉、昭和(歴史)そして食事に民間も活用してもう少し力を入れるべきではないかと感じている。そこで市の目指す大きな観光ビジョンについて伺う。
③ 観光の中心世代はやはり65歳以上の高齢者であると考えるが、そこで市として高齢の観光客や以前にも質問した一人旅の方にも優しい観光地を目指していくのも一案であると考えるが、市の見解を伺う。
④ 私は文化歴史のまち磐田とSDGsを組み合わせた、骨とう品・蚤の市を開催し、観光の目玉としたらどうかと思う。東京と大阪、名古屋の真ん中に位置する本市の地理的な優位も利用し国内外の観光客の誘致や、SDGsに貢献する古物販売の街ができれば観光地として市内の新観光産業の創造にもつながると考えている。そこで、静岡市の大道芸ワールドカップや袋井市の遠州の花火のような市内全体のイベントを作ってみてはどうかと考えるが見解を伺う。
(2)急激な円安の進行は、エネルギーや輸入品などの物価高を招き家計を圧迫する弊害は大きいが、輸出産業にとってはメリットになるとも言われている。そこで、市内のこれからの輸出産業についてどのような認識を持っておられるか伺う。
(3)市長の公約でもあった異業種交流による新技術の創出について、どのような新産業が創造され雇用を守ることに貢献したのか伺う。
(4)市役所や市の施設は景気対策の一つの起爆剤となると考える。そこで以下伺う。
① イベントには全天候型の会場が必要であり、旧市民文化会館跡地の機能の一つに加えてはどうかと考えるが見解を伺う。
② 市民や職員の利便性を向上するため市役所の食堂を復活させ、その上で市内で飲食店を起業する複数の方に安価で短期で貸し、資金が集まれば市内で開業していただく市役所版フードコートを作り、飲食業の起業を支援してみてはどうかと考えるが市の見解を伺う。
③ 市役所の中にお店(コンビニ)を設け、名物やお土産、市役所ロビーで昼に売っているパンなどを一緒に売ってみてはどうかと考えるが市の見解を伺う。