※本会議の録画映像をご覧いただけます。
- 令和3年11月定例会
- 12月7日 本会議 一般質問
- 磐田の底力 柏木 健 議員
1 磐田市の産業について
(1)磐田市では昭和から平成年代の中期までは輸出輸送関連の産業がけん引して市を豊かにしてきたが、令和の時代の磐田市の産業構造についての市の短期、長期ビジョンについて伺う。
(2)同時に日本も、輸出企業が外貨を稼ぎ、国を豊かにしてきたが、中国や途上国の台頭で、コロナ後には外貨獲得の意味でも国内需要への対応という観点でも観光が大きな産業の一つになると考える。その中、磐田市のホームページなどで観光支援策を確認しても弱いのではないかと感じる。平成28年度の県の観光交流客数の資料では袋井市の約82%、宿泊者数でも掛川市の1/3にも満たない状況で県内でも振るわない。磐田市は人口比では県内の約5%だが、観光交流客数では2.5%と半分である。予算決算委員会総務分科会でもフィルムコミッションについて質問をしたが、磐田市から積極的な働きかけは無いとのことだった。山口県宇部市では将棋の最高峰である竜王戦を市政100周年で誘致し、その戦いで藤井聡太三冠が史上最年少四冠を獲得して注目され、宇部の名物等が大々的にマスコミを通じて報道されることもあった。そこで市長の考える磐田市の観光についての考え、そして観光促進策、フィルムコミッションやメディア等の活用策についても伺う。
(3)先日、磐田駅前天平のまち3階に「夜間中学」の設置が決まったとの報道があったが、「夜間中学」設置に異議は無いが、天平のまちのある地域は磐田市の唯一の商業地域となっており、いわゆる風営法により、保護対象施設(建設予定地を含む)から営業所までの制限距離が100メートルと決まっている。静岡県では50メートルと緩和されてはいるが、あえて商業地域に中学校をつくる意義を伺う。ちなみに分校の三島市では現存の高校内に設置するとのことで影響は無い。唯一の商業地域のど真ん中に学校ができることで県に商業地域拡大など代替案を請求すべきと考えるがその考えも伺う。県内では藤枝市では駅南の近隣商業地域に大学等を設置し、駅北の地域とバランスをとっていると思われる。磐田市の東海道線3駅では豊田町、御厨駅周辺は近隣商業地域のみとなっている。そこで市の考える商業地域と近隣商業地域の在り方を含め、駅前の用途別の産業振興策を伺う。
(4)農業をめぐる課題には農業自体の問題と、農地の問題があると考えている。後者の農地については、最近、農家の高齢化と担い手不足から、農地に関する市民の悩み相談を良く受ける。中には、関東や県外の方が相続等で磐田市内の農地の所有者になっていることもある。しかし農地法で農地の売買や転用などについては厳しい規制がある。そして、農地が相続等により未相続状態や相続人不確定、その後は耕作放棄地や荒れ地となるケースが多々あり周囲の農地への影響が出ている。農地についても終活の一環として専門家に相談する等、特に時代にあった対応を促進すべきと考えるが、現在の市内の農地の在り方について市としてどのように考えているのか。また前者の農業自体については、市長の所信表明でも農業を成長産業にすることが出てきたが、農業を成長させる具体的な取組方針について伺う。
2 市の諸課題について
(1)磐田市役所本庁舎は昭和46年に建設され、周辺の市と比べても老朽化が進んでいる。袋井市役所は昭和57年、掛川市役所は平成7年に建設され、昭和37年の島田市役所や昭和44年の焼津市役所では、新庁舎の建設が進んでいる。市民からも市役所の化粧室機能等も備えたトイレ、待ち合わせや憩いの場、食堂、駐車場増などの期待も伺っている。また、庁舎のLED化も34%程度で昼には市民がいても電気を消し、その暗い中で職員がお弁当を食べている。市民にも職員にも決して良い環境とは言えない。また令和4年度からエアコンの改修工事も始まるそうであるが、今の老朽化した市役所本庁舎はゼロカーボンの観点からも非効率であり、市としてゼロカーボンを推進するなら、市役所それ自体を、その象徴にすべきと考える。加えて大項目1で質問した観光客の支援施設や、賑わいの創造、防災の拠点などにも活用ができると考える。そこで市役所本庁舎の建替えについて市の見解を伺う。
(2)磐田市の人口増、活性化には、市内の市街地の土地の利活用を進めるのが大切だと考える。その中、総務省の平成30年住宅・土地統計調査では空き家率12.1%で今も増え続けている。また旧耐震基準物件の比率は約2割、旧耐震物件の耐震化率は約6割とのことであるが、市内でも同じ状況と考えるが、市としてこの空き家や旧耐震の住宅への対策を強化することが特に便の良い市街地の活性化になる。そこで調査支援機能を強化し市役所内の知識・経験のある職員と民間との意見交換をする機会も作ることが重要であると感じているが、空き家・旧耐震の住宅等への市の対策を伺う。
(3)今之浦公園や国分寺公園では、市街地では貴重な長い年月をかけて成長した木々が伐採されているが市民への説明がない、知らなかった等の意見を多く聞く。そこで市民からの森林伐採への意見と周知の在り方について伺う。
(4)6月の一般質問では新市民文化会館の駐車場は文化会館使用時には他施設と調整するとか、最寄り駅との送迎バスも主催者が出すとのことだったが、本当に大丈夫なのかと市民からも疑問を聞いている。そこで6月議会後の新市民文化会館の駐車場問題、公共交通機関の検討内容を伺う。
(5)市長所信表明の「人口減少・少子高齢化社会への対応」について、全国人口増加率No.1の千葉県流山市ではマーケティング課を設置し子育て世代が増加するまちづくりを市長の経験を活かし実践しているとのテレビ報道があった。これからの世の中は地方自治体として人口減少に独自の目線で対応し、都市間競争に挑んでいくことは重要と考える。流山市でも住居と子育て、賑わいづくりなどで独自の政策を展開しているそうである。そこで磐田市は具体的にどのような差別化を図り人口減少社会への対応をするのか、市の考えを伺う。また、人口減少と真剣に向き合うなら子育てより特に少子化に目を向けるべきであると考えるが、例えば出会いが少ないとの市民の声からマッチング等をしたいという市内の団体への補助・支援の有無を、担当課に聞いたが無いとのことだった。そこで特に少子化への対応策につき市長の考えを伺う。
(6)市長所信表明の磐田市のDX(デジタルトランスフォーメーション)について、広義のDX(社会的文脈のDX)と狭義のDX(ビジネスにおけるDX)があると思う。また多くの場所で使われ、多様化してきている感もある。先に質問した市役所のハード整備もDXに大きな貢献をすると考える。また広義のDXの中での市の立ち位置をどこに置くかも重要な観点である。そこで磐田市は具体的にDXに関して何をしようとしているのか具体的な内容を伺う。
(1)磐田市では昭和から平成年代の中期までは輸出輸送関連の産業がけん引して市を豊かにしてきたが、令和の時代の磐田市の産業構造についての市の短期、長期ビジョンについて伺う。
(2)同時に日本も、輸出企業が外貨を稼ぎ、国を豊かにしてきたが、中国や途上国の台頭で、コロナ後には外貨獲得の意味でも国内需要への対応という観点でも観光が大きな産業の一つになると考える。その中、磐田市のホームページなどで観光支援策を確認しても弱いのではないかと感じる。平成28年度の県の観光交流客数の資料では袋井市の約82%、宿泊者数でも掛川市の1/3にも満たない状況で県内でも振るわない。磐田市は人口比では県内の約5%だが、観光交流客数では2.5%と半分である。予算決算委員会総務分科会でもフィルムコミッションについて質問をしたが、磐田市から積極的な働きかけは無いとのことだった。山口県宇部市では将棋の最高峰である竜王戦を市政100周年で誘致し、その戦いで藤井聡太三冠が史上最年少四冠を獲得して注目され、宇部の名物等が大々的にマスコミを通じて報道されることもあった。そこで市長の考える磐田市の観光についての考え、そして観光促進策、フィルムコミッションやメディア等の活用策についても伺う。
(3)先日、磐田駅前天平のまち3階に「夜間中学」の設置が決まったとの報道があったが、「夜間中学」設置に異議は無いが、天平のまちのある地域は磐田市の唯一の商業地域となっており、いわゆる風営法により、保護対象施設(建設予定地を含む)から営業所までの制限距離が100メートルと決まっている。静岡県では50メートルと緩和されてはいるが、あえて商業地域に中学校をつくる意義を伺う。ちなみに分校の三島市では現存の高校内に設置するとのことで影響は無い。唯一の商業地域のど真ん中に学校ができることで県に商業地域拡大など代替案を請求すべきと考えるがその考えも伺う。県内では藤枝市では駅南の近隣商業地域に大学等を設置し、駅北の地域とバランスをとっていると思われる。磐田市の東海道線3駅では豊田町、御厨駅周辺は近隣商業地域のみとなっている。そこで市の考える商業地域と近隣商業地域の在り方を含め、駅前の用途別の産業振興策を伺う。
(4)農業をめぐる課題には農業自体の問題と、農地の問題があると考えている。後者の農地については、最近、農家の高齢化と担い手不足から、農地に関する市民の悩み相談を良く受ける。中には、関東や県外の方が相続等で磐田市内の農地の所有者になっていることもある。しかし農地法で農地の売買や転用などについては厳しい規制がある。そして、農地が相続等により未相続状態や相続人不確定、その後は耕作放棄地や荒れ地となるケースが多々あり周囲の農地への影響が出ている。農地についても終活の一環として専門家に相談する等、特に時代にあった対応を促進すべきと考えるが、現在の市内の農地の在り方について市としてどのように考えているのか。また前者の農業自体については、市長の所信表明でも農業を成長産業にすることが出てきたが、農業を成長させる具体的な取組方針について伺う。
2 市の諸課題について
(1)磐田市役所本庁舎は昭和46年に建設され、周辺の市と比べても老朽化が進んでいる。袋井市役所は昭和57年、掛川市役所は平成7年に建設され、昭和37年の島田市役所や昭和44年の焼津市役所では、新庁舎の建設が進んでいる。市民からも市役所の化粧室機能等も備えたトイレ、待ち合わせや憩いの場、食堂、駐車場増などの期待も伺っている。また、庁舎のLED化も34%程度で昼には市民がいても電気を消し、その暗い中で職員がお弁当を食べている。市民にも職員にも決して良い環境とは言えない。また令和4年度からエアコンの改修工事も始まるそうであるが、今の老朽化した市役所本庁舎はゼロカーボンの観点からも非効率であり、市としてゼロカーボンを推進するなら、市役所それ自体を、その象徴にすべきと考える。加えて大項目1で質問した観光客の支援施設や、賑わいの創造、防災の拠点などにも活用ができると考える。そこで市役所本庁舎の建替えについて市の見解を伺う。
(2)磐田市の人口増、活性化には、市内の市街地の土地の利活用を進めるのが大切だと考える。その中、総務省の平成30年住宅・土地統計調査では空き家率12.1%で今も増え続けている。また旧耐震基準物件の比率は約2割、旧耐震物件の耐震化率は約6割とのことであるが、市内でも同じ状況と考えるが、市としてこの空き家や旧耐震の住宅への対策を強化することが特に便の良い市街地の活性化になる。そこで調査支援機能を強化し市役所内の知識・経験のある職員と民間との意見交換をする機会も作ることが重要であると感じているが、空き家・旧耐震の住宅等への市の対策を伺う。
(3)今之浦公園や国分寺公園では、市街地では貴重な長い年月をかけて成長した木々が伐採されているが市民への説明がない、知らなかった等の意見を多く聞く。そこで市民からの森林伐採への意見と周知の在り方について伺う。
(4)6月の一般質問では新市民文化会館の駐車場は文化会館使用時には他施設と調整するとか、最寄り駅との送迎バスも主催者が出すとのことだったが、本当に大丈夫なのかと市民からも疑問を聞いている。そこで6月議会後の新市民文化会館の駐車場問題、公共交通機関の検討内容を伺う。
(5)市長所信表明の「人口減少・少子高齢化社会への対応」について、全国人口増加率No.1の千葉県流山市ではマーケティング課を設置し子育て世代が増加するまちづくりを市長の経験を活かし実践しているとのテレビ報道があった。これからの世の中は地方自治体として人口減少に独自の目線で対応し、都市間競争に挑んでいくことは重要と考える。流山市でも住居と子育て、賑わいづくりなどで独自の政策を展開しているそうである。そこで磐田市は具体的にどのような差別化を図り人口減少社会への対応をするのか、市の考えを伺う。また、人口減少と真剣に向き合うなら子育てより特に少子化に目を向けるべきであると考えるが、例えば出会いが少ないとの市民の声からマッチング等をしたいという市内の団体への補助・支援の有無を、担当課に聞いたが無いとのことだった。そこで特に少子化への対応策につき市長の考えを伺う。
(6)市長所信表明の磐田市のDX(デジタルトランスフォーメーション)について、広義のDX(社会的文脈のDX)と狭義のDX(ビジネスにおけるDX)があると思う。また多くの場所で使われ、多様化してきている感もある。先に質問した市役所のハード整備もDXに大きな貢献をすると考える。また広義のDXの中での市の立ち位置をどこに置くかも重要な観点である。そこで磐田市は具体的にDXに関して何をしようとしているのか具体的な内容を伺う。